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森ネコを迎え入れる ~エルザどうぶつの家~

めぐみの想い

執筆者: 宮下めぐみ

公開日:

森ネコを迎え入れる ~エルザどうぶつの家~

エルザどうぶつの家で初めて迎える猫たちを譲り受けるため、「森ネコの部屋サテライト」を訪問しました。

ここは、御蔵島に生息するオオミズナギドリを守る活動から生まれた、森ネコたちの大切な居場所です。森ネコとは、御蔵島で野生化した猫たちのことです。

東京都獣医師会でも、ずっと以前から小笠原諸島や御蔵島の森ネコを受け入れる活動が行われています。

森ネコを保護することには、猫の命を守るだけではない、大切な意味があります。

それは、鳥たちの命を守ること。そして、その土地の自然や生態系を守ることにもつながっているということです。

猫も鳥も、どちらもかけがえのない命です。どちらか一方を守るのではなく、それぞれの命と、その命を育む環境に目を向けることが大切なのだと思います。

こうした活動は、一人の力や一つの団体だけで実現できるものではありません。異なる立場で活動する人たちが、それぞれの知識や経験、想いを持ち寄り、手を取り合うことで、少しずつ前に進んでいくものだと感じています。

これからエルザどうぶつの家を訪れる方々には、猫たちのかわいらしさに触れ、新しい家族との出会いを考えていただくことはもちろん、その猫たちがここに来るまでの背景にも、少しだけ思いを寄せていただけたら嬉しく思います。

一頭の猫との出会いが、鳥のこと、森のこと、自然環境のこと、そして私たちが暮らす地球のことを考える、小さなきっかけになるかもしれません。

私たち人間もまた、たくさんの命がつながり合う自然の恵みの中で生きています。

一つの命を大切にすることから、ほかの命にも思いを寄せられるようになる。

エルザどうぶつの家が、そんな場所になれたらと思っています。

これまで交流を重ねてきた皆さまと、これからも手を取り合いながら、どうぶつと人が幸せに暮らせる未来を目指していきます。

森ネコの部屋の猫たちは、どの子も本当にかわいらしく、愛おしい存在でした。温かく迎えてくださった「森ネコの部屋サテライト」の皆さま、本当にありがとうございました。

🔗:御蔵島のオオミズナギドリを守りたい

著者について

宮下めぐみ

宮下めぐみ

麻布大学 獣医学部卒業  一般財団法人a-hands 代表理事 株式会社m-hands 代表取締役 東京都獣医師会 理事 ヤマザキ動物看護大学 非常勤講師 キャリアコンサルタント 「どうぶつとその周りの人を幸せにする」を信条とし、西東京市のエルザどうぶつ福祉病院の院長として診療を行う傍ら保護どうぶつの保護譲渡活動や獣医師会の社会的活動に従事している。自身でもチワワのクレア、保護ネコのリム、スイをかわいがっている。
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