インターペット2024 ビジネスフォーラム「ペットとの暮らしは飼い主の学びの場」宮下理事長登壇のご報告
4月5日(金) 10:30~12:00 東8ホール特設ステージ
東京ビッグサイトで開催されたインターペット2024のビジネスフォーラム「ペットとの暮らしは飼い主の学びの場」に、宮下理事長が登壇しました。
インターペットとは「人とペットの豊かな暮らし」を提案する日本最大級のペットイベント(ペット産業見本市)です。
毎年大規模に開催され、2024年は4月4日~4月7日の4日間の開催です。
ペットメーカーが700社以上集まり、ペットに関する新商品やサービスなどの情報をいち早く得られます。一般客(ペットを連れての来場もOK)も来場可能で、ペットに関するセミナーや交流会などのさまざまイベントが行われます。
ビジネスフォーラム「ペットとの暮らしは飼い主の学びの場」では、宮下理事長含めて3名の先生が登壇し、越村先生進行のもと、「現在の日本におけるペットと飼い主の関係性」と「ペットと暮らすことが優れた学びの場であること」という2つのテーマについて貴重なお話しをしてくださいました。
※敬称略
(座 長)
越村義雄
一般社団法人 ペットフード協会 名誉会長
一般社団法人 人とペットの幸せ創造協会 会長
一般財団法人 どうぶつ福祉a-hands 評議員
(登壇者)
新島典子
ヤマザキ動物看護大学・大学院教授/専門社会調査士
ヒトと動物の関係学会 評議員
宮下めぐみ
一般財団法人どうぶつ福祉a-hands 代表理事
内田恵子
JAHA内科認定医/JAHAこいぬこねこ教育アドバイザー
日本獣医輸血研究会会長
会場内は犬を連れた一般の方やペット関連企業の方々でとても賑わっており、犬を連れて一緒にお話を聞いている方、動物看護師を目指す専門学生など、3名の先生方のお話に熱心に耳を傾けていました。
新島先生は、社会学の視点で過去の動物の飼育状況と現在の飼育状況などのデータをもとに現状や問題点などをわかりやすくお話しくださいました。
内田先生は、臨床獣医師の視点でペットと暮らすことで人はたくさんの事を学びながら成長していくことができるということを先生のいろいろな実体験をもとにお話しくださいました。
宮下理事長の登壇では、一般財団法人どうぶつ福祉a-handsの活動内容や方向性について
「ペットと飼い主の関係性」については、今までにエルザどうぶつ福祉病院で譲渡した保護ねこの里親さん達との交流会(巣立ちの会)を開催して実感したことや里親さんからいただいた感謝の言葉から、ペットが飼い主に与える幸福感による生活の質の向上や社会的孤立や孤独感の軽減がもたらす効果についてお話されました。
「ペットと暮らすことが優れた学びの場であること」については、
宮下理事長から保護どうぶつとの生活で3つのワンヘルスが学べることという内容でした。
その3つは以下になります。
① 保護どうぶつの保護された背景を知ることが自然環境を知ることに繋がる
② どうぶつの健康維持のために必要なことや病気について知ることは公衆衛生を知ることにつながる
③ 人と異なる命を大切にすることは多様性(他者)を知ることにつながり、それは優しさや他者への思いやりにつながる。
このフォーラムに参加し、先生方のお話を拝聴して、ペットと暮らすことは、私達にたくさんの幸せを与えてくれること。いままで知らなかった環境や病気のことを知ること。思いやりや優しさなど現代社会で生活していく上で大切なことを教えてくれること。がよくわかりました。
これからも、保護どうぶつの動物病院での譲渡を広めることに力をそそぎ、
1頭でも多くのどうぶつ達やその周りの⼈達が幸せになるための活動を進めて行きたいと思います。
【写真】左から:
越村義雄(一般社団法人ペットフード協会名誉会長)宮下めぐみ(当財団理事⻑)