7/5(日)a-hands主催、第7回講演会「災害現場から学ぶ被災動物の保護事情 」を開催いたします。お申し込み受付中!
めぐみの想い

「ペットは推し活になりえるか? ~動物病院へ行くことの勧め~」

執筆者: a-hands 事務局

公開日:

「ペットは推し活になりえるか? ~動物病院へ行くことの勧め~」

理事長  宮下めぐみ獣医師

最近誰もがよく耳にする言葉だと思いますが「推し活」とは、「自分が好きな人物やキャラクター、作品などを応援し楽しむ活動全般の事で、特定の対象への応援に焦点を当てた活動」というものです。

つまり人でなくてはならない事はなくて、アニメのキャラクターなど対象は架空の物でもよくて「推し=自分の愛する心のよりどころにしている存在」のことです。

「自分の愛する心のよりどころにしている存在」ペットを飼っている人なら誰しも、「それなら私の推しは●●ちゃんだ。」と自分のペットを思い浮かべるでしょう。

先日、4月5日の日本経済新聞電子版では、この物価の高騰状況にもかかわらず「推し活」の支出は2020年代に入って拡大し、関連分野も含めた消費の市場規模が拡張し3.8兆円に膨らんでいるとのことでした。

「推し活」中高年も沼る 物価高でも消費旺盛、3.8兆円市場に – 日本経済新聞

上記のデータをみてもわかるように、AIなど技術革新を含め目まぐるしい変化を起こす現代、そして中東情勢などで不安も高ぶる状況で、推し活はもはや現代人の心のよりどころとしてなくてはならない活動なのだということがわかります。

ペットを飼っている人にとって、ペットの写真やイラストでのグッズ作成や愛犬とのイベント参加、愛しい思いを発信・共有するためのSNSなどはまさに推し活。

ペットとの生活は推し活になりえるでしょう。

SNS映えのために、かわいいアクセサリーや洋服を着せたりおいしそうな手作りご飯と写真を撮ったりすることを多くの人がしているでしょう。
そしてその投稿に共感するコメントが来ることで、さらに飼い主は幸福感が満たされます。もちろん私もこれをしている一人です。

ただ、このペットの推し活について先日考えさせられることがありました。

ペットの大きなイベントに行ったのですが、沢山の犬がキャリーやリードに繋がれ参加していましたが、人気のイベントのため大混雑で、キャリーから犬が落ちそうになったり、犬が他の人にぶつかったり踏まれているような様子がみられ、不安そうな表情をしているワンちゃんも多くみられました。
これって「推し活」から逸脱している行為だな。と感じました。

なぜなら「推し活=愛しい存在を応援する活動」だからです。
ペットを不安にしたりケガをさせるようなリスクがある事はよくない活動でしょう。もちろん、性格によって不安にならずイベントを楽しめる子もいますし、ケガをしないような予防をしっかりしている飼い主さんも多いと思うのでイベントの開催を否定しているわけではありません。

私は愛するペットのための一番の推し活は彼らが健やかに楽しく生活できることだと思います。

そのために一番大事な事は、定期的に動物病院に行って、健康診断や予防医療など病気にならないための医療を受けること。また、医療だけでなくケア方法や環境などの整備、より良い食事なども獣医師の相談を受け、それによってペットが健康に楽しく生活できることだと思います。

愛するペットへの一番の推し活は動物病院に定期的に通院することだと私は思います。

random wan nyan frame ふみ(写真:右下)
ページトップ