第2回 活動レポート(譲渡後レポ! 子育て世代の里親さま)
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a-handsの協力動物病院で譲渡した
「保護ねこ 文ちゃん」の譲渡後レポートです!
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【譲渡後レポ! 子育て世代の里親さま】
2024年8月8日の世界猫の日に協力動物病院のエルザどうぶつ福祉病院からハチワレの文(ふみ)ちゃんが、7歳、4歳、3歳の3人のお子さんがいるご家族に譲渡になりました!
今回は、譲渡後の文ちゃんと里親ご家族の様子についてレポートします!
●初めて3人のお子さんとの対面をする文ちゃん
譲渡後、初めてのお子さんとの対面では文ちゃんが疲れないように三人のお子さんたちが一撫での挨拶をして、文ちゃんをケージに休ませてあげました。
新しい環境に来て最初はびっくりしてた文ちゃんですが、もともと積極的な性格だった事もあり、数分で環境やケージにも馴染んでよく寝てくれました。
●ケージに初めて入った文ちゃん
お母さんは猫の飼育経験があるので三人の子供さん達にも色々教えてあげられました。
お母さんが、「文ちゃんが間違って食べたりしないためにもオモチャをおきっぱなしにしないようにね!」と言ったら、子供達はお片付けが捗るとのこと。
小さな存在に事故がないようにと大事に思ってくれてるんですね。
一番上のお兄ちゃんが「僕、自由研究決めた!猫の研究にする!」と自分から課題を決めたとのこと。
小さなかわいい存在は、子供のやる気も奮い立たせる力があるのかもしれません。
その日からお兄ちゃんの文ちゃんの観察日誌が始まりました。
●文ちゃんを抱っこできるようになったお兄ちゃん
三人のお子さんたちは、文ちゃんの様子をみて色々考えるようになりました。
「文ちゃんは今は抱っこの気分じゃないからやめとこう!」とか
「遊んでって文ちゃんが言ってるよ!」などの会話が三人の中で行きかいます。
自分とまったく違う姿、違う習性で言葉が通じないどうぶつの心の声を聞こうとして、試行錯誤していきます。
このようにどうぶつとの関わりの中でお子さんは人との共感性や先を読む力なども育んでいくんでしょうね。
お母さんがおっしゃるには、子供達は自分のためには我慢できなくても「文ちゃんのために」だと頑張ることができるのとのこと。
最初は「引っかかれる=怖い」というイメージがあった4歳のお姉ちゃんも今は「文ちゃん私と遊びたくて引っ掻いちゃったんだよね!」多少引っ掻かれたとしてもむしろ嬉しそうなぐらいなのだとか。
●文ちゃんの様子をみながら関わっていく三人のお子さん
●お兄ちゃんが描いた文ちゃん
●子供達と仲良くなってきた文ちゃん
●完成した文ちゃんの観察日記
お兄ちゃんの自由研究が完成しました!
7月は見えたまま書いていることが多かった観察日記でしたが、8月27日の日記には、「かわいかった。文ちゃんともーっとなかよくなりたい。」という愛情あふれた言葉が。
日記を書く前は、お兄ちゃんは「猫ちゃんのエサ」と言っていたのが今では「文ちゃんのごはん」になったとのこと。文ちゃんはペットから家族の一員になったのですね。
そして観察日記の最後のページには「文ちゃんとへいわにくらせますように。」の文字。
お母さんも文ちゃんが来てからお子さんに怒ることが少なくなり、生活が楽しくなったとのこと。
愛しいどうぶつとの暮らしは心を穏やかにして、それに感謝し、その生活が続くように努力するようになります。
どうぶつを飼う事は世界平和につながると言っても過言ではないかと思います。
もっともっと沢山の方がどうぶつを飼う事ができますように。
祈りを込めてa-handsは子育て世代のどうぶつ飼育をこれからも応援していきたいです。
●へいわを祈る言葉がある最後のページ