めぐみの想い

保護どうぶつの食事の大切さ

執筆者: 宮下めぐみ

公開日:

「食事の大切さ」

譲渡の時にワクチン歴やその子の病歴、ケアなどを

獣医師としてお話しする事はとても大事な事ですが、

譲渡をする子が今何を食べていて、

どんなものが好きなのかをお伝えする事も大事だと思っています。

猫ちゃんの飼い主さんは知っていると思いますが、

ワンちゃんよりも猫ちゃんは食のこだわりがかなりあります。

ドライフードが好きでドライしか食べない子。

ウエットフードが好きでもお肉系は苦手で、お魚系しか食べない子、

割と偏食で一つのフードだとすぐに飽きてしまう子。。

 

もっと好みがある子だとお皿の盛り方や匂いで

食べなくなってしまう子もいるくらい。

同じ母猫から産まれた兄弟でも好みは違います。

特に譲渡したり環境が変わった時は緊張して食欲が落ちるのは当たり前。

それは人間も一緒ですよね。

そんな時にはなるべく好きなものをあげて

食欲をそそるようにしてあげたいです。

私たちは、譲渡時にそんな食事の話もきちんと話せるように、

保護猫ちゃんの日々の食欲や食事の種類もよく観察し、

譲渡の際に伝えるように心がけています。

著者について

宮下めぐみ

宮下めぐみ

麻布大学 獣医学部卒業  一般財団法人a-hands 代表理事 株式会社m-hands 代表取締役 東京都獣医師会 理事 ヤマザキ動物看護大学 非常勤講師 キャリアコンサルタント 「どうぶつとその周りの人を幸せにする」を信条とし、西東京市のエルザどうぶつ福祉病院の院長として診療を行う傍ら保護どうぶつの保護譲渡活動や獣医師会の社会的活動に従事している。自身でもチワワのクレア、保護ネコのリム、スイをかわいがっている。
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