第二回保護どうぶつ研究会 「~獣医師がつなぐ縁~ 保護どうぶつの譲渡のかたち」
2023年11月12日(日)に、第二回保護どうぶつ研究会を開催いたしました。
第二回目となる研究会は、NPO法人ゴールゼロ代表の齊藤朋子先生と、公益社団法人 京都市獣医師会 副会長の村田裕史先生をお招きして「〜獣医師がつなぐ縁〜 保護どうぶつの譲渡のかたち」をテーマに、齊藤先生には「奄美のノネコの保護・譲渡」、村田先生には「Kyoto犬ちゃんFoster Bridgeとは?四国と京都をつなぐ保護犬活動」という演題で貴重なご講演をしていただきました。
参加者は、獣医師16名、動物病院スタッフ、学生、その他、総勢19名の方にご参加いただきました。
【写真】講演会の様子
第一部では、村田裕史先生と齊藤朋子先生によるご講演で、村田先生には、公益社団法人京都市獣医師会の取り組みである「Kyoto犬ちゃんFoster Bridge」について、なぜ徳島県の犬を京都市の動物病院で譲渡する事になったかの企画発足から導入までの経緯、徳島県との連携や現状の課題等を詳しくお話しいただきました。
また、齊藤先生には、奄美大島のノネコの保護・譲渡について、齊藤先生が代表として多くの団体と協力して行っている「あまみのねこひっこし応援団」発足の経緯や現状の課題、獣医師として具体的にできることは何か等をご講演いただきました。
第二部では、全員の顔が見えるように座席のレイアウトを変更して「質疑応答」の時間を設けました。参加者が直接、講師の村田先生と齊藤先生に質問したり、獣医師だからできることは何か等をディスカッションし、日本の保護どうぶつの現状や保護譲渡の疑問共有しました。
獣医師や動物医療関係者が保護・譲渡活動に関わることの重要性やメリットを再認識する大変有意義な時間となりました。
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【セミナーに参加された方のお声】
◉講演の満足度
とても良い:66.7% 良い:33.3% それ以下の回答なし
◉良かった点、印象に残っているところ
・それぞれの先生のそれぞれの頑張り方、地道にやっていくことの大切さ
・実際の現場の話が聞けて良かったです。
・現状に至った経緯を知ることができて良かったです。
・齊藤先生の熱い想いが伝わってきて良かったです。
・他の地域でもできることがあると知ったのは良かったです。
・都会と地方での譲渡に関する課題etcに違いがあると感じた
・齊藤先生の無限のガッツ
・具体的な内容で大変勉強になりました
【写真】左から村田裕史先生(京都市獣医師会副会長) ・宮下めぐみ(当財団理事長) ・齊藤朋子先生(NPO法人ゴールゼロ代表)
【写真】会場懇親会参加者にて記念撮影
【写真】左から:当財団監事(創設者)小林昭男 ・当財団理事長 宮下めぐみ
主催 : 一般財団法人どうぶつ福祉a-hands
協賛 : NJK編集部(ホーピスト株式会社)、株式会社ピーエーディー
今後の保護どうぶつ研究会の詳細は、
順次、ホームページやインスタグラム、Facebook等でご案内いたします。
◉保護どうぶつ研究会の会員募集中!
保護どうぶつ研究会では、新規の会員を随時募集しております。
詳細は、こちらよりご確認ください。
当財団は、「どうぶつ福祉に獣医療の知見を」をテーマに
獣医療の知見をどうぶつ福祉の活動に生かし、たくさんの人や団体と繋がることで、
小さな力が集まって大きな力になり、それがうねりとなって、どうぶつ達やその周りの人達を支えることができるように活動を進めています。