獣医師向けコラム

動物病院での譲渡が必要な理由(1)

執筆者: 宮下めぐみ

公開日:

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動物病院での譲渡が必要な理由(1)
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色々な団体からの譲渡基準はハードルが高いですよね。

私も色々な譲渡イベントや、譲渡団体を確認して動物を貰い受けたい!

と思った1人です。
 
しかし、年齢、性別、環境、収入、様々なハードルがある事で挫折しました。

そのぐらいの心構えなら、動物を飼う資格がない!

と言われるのかもしれません。

虐待や、多頭飼育崩壊を防ぐにはハードルが高いほうがいい!

と言われるのかもしれません。

もちろんそれは一理あります。

しかしそれで動物を飼いたい人は諦めるでしょうか?

きっとペットショップやブリーダーで購入したりするでしょう。

動物と一緒にいたい欲求はとても強いものだから。

それは動物が好きな人ならわかるはず。

私もそうです。

 

それならば、動物病院で動物のプロである獣医師が、

その人に合った譲渡をすればいいのではないでしょうか?

飼育が難しい場合のフォローを動物病院がすればいいのではないでしょうか?

獣医師は動物が好きな人の最大の味方になるべきでは?  

獣医療だけでなく、飼育の情報提供や、色々なフォローまで。

そうなればみんな安心して動物を飼えると思います。

 

動物との生活は学びも多くとても幸せです。

それは、私自身がたくさんの動物達と暮らしてきて、身をもって経験していることです。

動物達と暮らしていなければ今の私はない! 

と言っても過言ではないくらい

動物との生活は幸せと学びに溢れていますよ。


それを沢山の人に知ってほしい。

そしてそんな飼い主さんをフォローする動物病院を増やしたい!

それがa-handsの考える動物病院での譲渡が必要な理由です。

著者について

宮下めぐみ

宮下めぐみ

麻布大学 獣医学部卒業  一般財団法人a-hands 代表理事 株式会社m-hands 代表取締役 東京都獣医師会 理事 ヤマザキ動物看護大学 非常勤講師 キャリアコンサルタント 「どうぶつとその周りの人を幸せにする」を信条とし、西東京市のエルザどうぶつ福祉病院の院長として診療を行う傍ら保護どうぶつの保護譲渡活動や獣医師会の社会的活動に従事している。自身でもチワワのクレア、保護ネコのリム、スイをかわいがっている。
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